2014年06月04日
最も重要な難題 バクテリア(微生物)について ②遺伝子のプログラム
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水槽を立ち上げる時は、バクテリアが働きやすい様に考えます。見えないけど・・・からの続きです。
・・・・・突然ですが、
「動物には基本的な行動パターンのプログラムが組み込まれているそうです。
それは、 食べること と 殖えること だそうです。
何かの本で読んだ覚えがあるのですが、生きる為の本能の様な、遺伝子に書かれている様な、難しい事が書いてあった気がします。
でも、『食べる事と殖える事』は、「あっ、そう言われれば、なるほど~、そうでなきゃ困るな」と思い、印象に残っていました。
バクテリアもそうだとすると、『殖える事』の為に都合の良い住処、家が必要で、『食べる事』の為に食べ物が家に入ってくる流れが重要になります。
この住処、家は水槽設備のろ過材に当たります。
ですから、ろ過材の形状や微細な穴の大きさによって、住みやすいバクテリアのサイズや種類も変わってきます。
目には見えませんが、大きな穴には大きなバクテリア、小さな穴には小さなバクテリア。
ろ過材表面の水流があって酸素が豊富な場所には好気性のバクテリアで穴の奥では嫌気性や通性嫌気性のバクテリア。
という様に酸素と餌を運ぶ流れを作る為にフィルターが必要になります。

これらバクテリアとろ過材とフィルターの相性は水槽飼育における最も重要な基本
という事を頭に入れておいて下さい。当店オススメのM87シリーズの場合は
ろ過材がM87ソイルでフィルターは底面ですから、動力はエアーリフト。
モーターをオススメしないのは水流が落ちやすく、流れが不安定になるからです。
もちろん、結果が分かっているM87ソイルの多孔質な穴のサイズとM87バクテリアのサイズの
相性がいいのは言うまでもありません。

M87バクテリアは、ヘドロすら分解するタイプのバクテリアです。
普通のネットショップやホームセンターで売っている様なバクテリアの種類では
「生きていた」としても、時間と共にヘドロは増える一方です。
「生きていた」としても、と書いたのは「既に死んでいる」バクテリアも
普通に販売されているからです。他業種などのバイオメーカーさん達は、
すぐに調べる事ができるそうです。
また、バクテリア製品は使わずに水槽でバクテリアが「わく」のを待つタイプの方も
数少ない環境に恵まれた運の良い“選ばれた人”でないと、ヘドロは増える一方です。
ヘドロは増えると、ろ過材の目詰まりの原因になったり、低床内には止水域ができ上がってしまいます。
だから、ヘドロの掃除が必要になるのですが、ここで注意があります。

※ “選ばれた人” 以外の人々の場合ですが
※フィルター掃除をする場合は普通、フィルターの電源を止めますよね?
※その際、水が止まるのですから制限時間があるのも当然ですよね?
※普通のネットショップやホームセンターで売っている様なバクテリアの種類の
中で「生きている」タイプのバクテリアで好気性のほとんどの種類と
※水槽で普通のご家庭で「わく」タイプのバクテリアの種類ですと、
※フィルターの種類にもよりますが、10年前の私の経験上、 約30分 が限界です。
これ以上かかってしまうと、バクテリアの数が極端に減ってしまい、
せっかく洗ったのに水槽のバランスが崩れて、「洗わない方が良かった」
という場合も多々あります。でもそれはマイナス思考ですね。
やっぱり人間はプラス思考で行きましょう!
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