2013年09月06日
コンセプト
ウインドミル87は「水槽は まったく はじめて」と言うお客さんや、「レッドビーシュリンプの飼育に困っている」お客さんをブリーダーに変身させる熱帯魚屋です。
その変身したお客さん達(87地ブリ)が殖やしたエビを“ネットオークション”へ出品代行もしています。
ブリーダーに変身する秘策とは、原水の厳選とオリジナル商品のM87シリーズだけを使う事!!!
当店はレッドビーシュリンプに力を入れている熱帯魚屋です。本やネット情報では解決できないコケや水の臭い、飼育の悩み相談等、問題点の原因追及やその対策など熱帯魚歴25年、エビ歴15年の店長村松がおこたえします。ブログではヤフオクの出品や87地ブリのお客さんの紹介、よくある質問など、現場の情報をお伝えします。
レッドビーシュリンプにハマる訳
レッドビーシュリンプ水槽に限らず水草水槽や観賞魚飼育というのは「癒し」の趣味です。しかも、その空間でエビや魚の繁殖を経験すると何とも不思議な光景を見ている感覚になります。まるで自然の一部が自分の部屋に存在しているみたいに。水生生物を生かしている
という行為は自分自身で疑似自然水中空間を作り上げている行為という事ですね。
これだけ身近な「水」そのものが奥が深く謎だらけというのもハマる原因かもしれません。
当店のオリジナル商品を試してくださったお客さんから「抱卵したよ」とか「稚エビが孵った」「エビが殖えた」という声をかけてもらった時はそれこそ至福の喜びです。
仏頂面なので表情ではわからないかもしれませんが・・・
しかし、
残念ながら、現在では良くも悪くも価格競争が激しくなり、粗悪品と言わざるを得ない飼育用品が当たり前のように販売されています。
何回も挑戦しても死んでしまったり、コケに悩まされたり、水槽の水が臭くなったりすると、せっかくの水槽が「癒し」どころか「ストレス」の源になってしまいますよね。
結果には必ず原因があります。そのプロセスも大切です。
当店では今までの経験を生かし少しでもお客さんのお手伝いができれば幸いです。
人気の高いレッドビーシュリンプの繁殖について
熱帯魚店という趣味の店を経営しておりますので、自分ひとりで繁殖を成功させて喜ぶ事や、ある特定の人だけがうまく行く飼育、繁殖方法にはあまり興味がありません。以前はうまくできたのに引っ越してから失敗続きというのはこのいい例です。
ウインドミル87のオリジナル商品群は数年間、いろんな場所で多数の実験を繰り返し飼育が困難と言われるレッドビーシュリンプをリーズナブルで誰にでも簡単に手間も掛からず飼育繁殖ができるシステムです。
M87シリーズができるまで
10年くらい前の話ですが・・・
エビの飼育法といえば以前は底床にアマゾニア、フィルターはエーハイム、濾材はパワーハウスを使うのが定番でした。ところが、定番といっても100パーセントうまく立ち上がる訳ではなく、3回に1回成功するくらいの確率でした。
(アマゾニアパウダーを使うと成功確率はアップしました。)
そこで大勢の人々が試行錯誤しました。毎日、水槽の水を総入れ換えしたり、フィルターの数を増やしたりetc...
それは、生物にとって有害なアンモニアが発生するという特殊なADAのアマゾニアというソイルを使うことが前提で培われてきた飼育方法です。
ここから2つ大事なこと(失敗の原因)がわかりました。
「水源と場所の違い」と「製品の変化」です。
うまく行く人は少数派の自然(水、空気)に恵まれた場所にお住いの人達です。うまく行かない人はうまく行っている人に方法を教えてもらいます。しかし、自然に恵まれていない為、うまく行きません。そこで、うまく行っている人が使っている水に近い湧き水を探して使うようになると、暫くは調子がいいのですが長続きはしません。長期維持の為には使うバクテリアの必要性と種類の重要性に気づきます。
※うまく行っていた人でも引っ越しをすると、全く同じ方法で立ち上げているのにも係わらず失敗を続けるという事実が裏付けになっています。
これは造り酒屋が建物を建て替えてしまうと、それまで建物に住み着いていたバクテリア達がいなくなり(変化)、水、酒米、酵母菌、杜氏さんが同じでも「同じ味の酒がつくれない」ということに似ています。
※また、情報発信をする人は自然に恵まれた人がほとんどでしたので、同じように真似をしてもうまく行かない方がほとんどでした。
アマゾニアは「Ⅱ」や「new」が販売される以前に製品そのものが別物になってしまい、以前のような前処理や連続の大量水換えをして飼育可能な状況になっても僅かな期間しか使えないのでエビたちの避難場所が必要になり、必然的に何本も水槽を用意して毎月リセットを繰り替えすしかキープすらできなくなり、趣味なのか根性なのかわからない状況に陥りました。
ADA に聞いても的確な答えが無く困惑していました。しかしながら、ADAは水草育成用のソイルを製造販売している訳で、エビの飼育、繁殖は使う側が利用したに過ぎません。
エーハイムフィルターは販売メーカーがワーナー・ランバートからエーハイムジャパンになり、値段がかなり下がり、良心的だと思い喜んでいました。が、性能もそれに比例して下がっていたのには驚きました。個体差はありますが半年から1年使用すると排水量がカタログや説明書に書いてある量の約半分に落ちているのです。これではパワーハウス等の多孔質ろ過材に大量に住み着いたバクテリア達が条件が変わる事により大量に死んでしまいます。硝酸塩の少ないシュリンプ水槽や水草水槽ではひとたまりもありません。外部フィルターなのに中型、大型魚用のフィルターになってしまったという事ですね。
このころから今までの常識を捨て、ソイル、フィルター、ろ過材、バクテリア、エサの種類と考えられる組み合わせの実験を対象区を作りながら何度も繰り返しました。
今度こそと思いながらも何回も失敗するうちに、「もう、あきらめよう」と思った事は数え切れないほどありました。
しかし、実験好きで協力的なお客さんや友人たちのお蔭でたくさんのデータやヒントをもとに形にする事ができました。
それが現在のM87シリーズです。
まだまだ進化する余地はあると思いますが、まず第一歩。生かして殖やす。ここからがスタートではないでしょうか。
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その変身したお客さん達(87地ブリ)が殖やしたエビを“ネットオークション”へ出品代行もしています。
ブリーダーに変身する秘策とは、原水の厳選とオリジナル商品のM87シリーズだけを使う事!!!
当店はレッドビーシュリンプに力を入れている熱帯魚屋です。本やネット情報では解決できないコケや水の臭い、飼育の悩み相談等、問題点の原因追及やその対策など熱帯魚歴25年、エビ歴15年の店長村松がおこたえします。ブログではヤフオクの出品や87地ブリのお客さんの紹介、よくある質問など、現場の情報をお伝えします。
レッドビーシュリンプにハマる訳
レッドビーシュリンプ水槽に限らず水草水槽や観賞魚飼育というのは「癒し」の趣味です。しかも、その空間でエビや魚の繁殖を経験すると何とも不思議な光景を見ている感覚になります。まるで自然の一部が自分の部屋に存在しているみたいに。水生生物を生かしている
という行為は自分自身で疑似自然水中空間を作り上げている行為という事ですね。
これだけ身近な「水」そのものが奥が深く謎だらけというのもハマる原因かもしれません。
当店のオリジナル商品を試してくださったお客さんから「抱卵したよ」とか「稚エビが孵った」「エビが殖えた」という声をかけてもらった時はそれこそ至福の喜びです。
仏頂面なので表情ではわからないかもしれませんが・・・
しかし、
残念ながら、現在では良くも悪くも価格競争が激しくなり、粗悪品と言わざるを得ない飼育用品が当たり前のように販売されています。
何回も挑戦しても死んでしまったり、コケに悩まされたり、水槽の水が臭くなったりすると、せっかくの水槽が「癒し」どころか「ストレス」の源になってしまいますよね。
結果には必ず原因があります。そのプロセスも大切です。
当店では今までの経験を生かし少しでもお客さんのお手伝いができれば幸いです。
人気の高いレッドビーシュリンプの繁殖について
熱帯魚店という趣味の店を経営しておりますので、自分ひとりで繁殖を成功させて喜ぶ事や、ある特定の人だけがうまく行く飼育、繁殖方法にはあまり興味がありません。以前はうまくできたのに引っ越してから失敗続きというのはこのいい例です。
ウインドミル87のオリジナル商品群は数年間、いろんな場所で多数の実験を繰り返し飼育が困難と言われるレッドビーシュリンプをリーズナブルで誰にでも簡単に手間も掛からず飼育繁殖ができるシステムです。
M87シリーズができるまで
10年くらい前の話ですが・・・
エビの飼育法といえば以前は底床にアマゾニア、フィルターはエーハイム、濾材はパワーハウスを使うのが定番でした。ところが、定番といっても100パーセントうまく立ち上がる訳ではなく、3回に1回成功するくらいの確率でした。
(アマゾニアパウダーを使うと成功確率はアップしました。)
そこで大勢の人々が試行錯誤しました。毎日、水槽の水を総入れ換えしたり、フィルターの数を増やしたりetc...
それは、生物にとって有害なアンモニアが発生するという特殊なADAのアマゾニアというソイルを使うことが前提で培われてきた飼育方法です。
ここから2つ大事なこと(失敗の原因)がわかりました。
「水源と場所の違い」と「製品の変化」です。
上記の方法で何回立ち上げても
全くうまく行かない人が大勢いる事。
全くうまく行かない人が大勢いる事。
うまく行く人は少数派の自然(水、空気)に恵まれた場所にお住いの人達です。うまく行かない人はうまく行っている人に方法を教えてもらいます。しかし、自然に恵まれていない為、うまく行きません。そこで、うまく行っている人が使っている水に近い湧き水を探して使うようになると、暫くは調子がいいのですが長続きはしません。長期維持の為には使うバクテリアの必要性と種類の重要性に気づきます。
※うまく行っていた人でも引っ越しをすると、全く同じ方法で立ち上げているのにも係わらず失敗を続けるという事実が裏付けになっています。
これは造り酒屋が建物を建て替えてしまうと、それまで建物に住み着いていたバクテリア達がいなくなり(変化)、水、酒米、酵母菌、杜氏さんが同じでも「同じ味の酒がつくれない」ということに似ています。
※また、情報発信をする人は自然に恵まれた人がほとんどでしたので、同じように真似をしてもうまく行かない方がほとんどでした。
その後、製品が変化した事。
(特にエーハイムとアマゾニア)
(特にエーハイムとアマゾニア)
アマゾニアは「Ⅱ」や「new」が販売される以前に製品そのものが別物になってしまい、以前のような前処理や連続の大量水換えをして飼育可能な状況になっても僅かな期間しか使えないのでエビたちの避難場所が必要になり、必然的に何本も水槽を用意して毎月リセットを繰り替えすしかキープすらできなくなり、趣味なのか根性なのかわからない状況に陥りました。
ADA に聞いても的確な答えが無く困惑していました。しかしながら、ADAは水草育成用のソイルを製造販売している訳で、エビの飼育、繁殖は使う側が利用したに過ぎません。
エーハイムフィルターは販売メーカーがワーナー・ランバートからエーハイムジャパンになり、値段がかなり下がり、良心的だと思い喜んでいました。が、性能もそれに比例して下がっていたのには驚きました。個体差はありますが半年から1年使用すると排水量がカタログや説明書に書いてある量の約半分に落ちているのです。これではパワーハウス等の多孔質ろ過材に大量に住み着いたバクテリア達が条件が変わる事により大量に死んでしまいます。硝酸塩の少ないシュリンプ水槽や水草水槽ではひとたまりもありません。外部フィルターなのに中型、大型魚用のフィルターになってしまったという事ですね。
このころから今までの常識を捨て、ソイル、フィルター、ろ過材、バクテリア、エサの種類と考えられる組み合わせの実験を対象区を作りながら何度も繰り返しました。
今度こそと思いながらも何回も失敗するうちに、「もう、あきらめよう」と思った事は数え切れないほどありました。
しかし、実験好きで協力的なお客さんや友人たちのお蔭でたくさんのデータやヒントをもとに形にする事ができました。
それが現在のM87シリーズです。
まだまだ進化する余地はあると思いますが、まず第一歩。生かして殖やす。ここからがスタートではないでしょうか。
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Posted by ウインドミル87 店長 村松 at 01:03│Comments(0)
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